診療案内

消化器内科が扱う病気の発生場所として、大きく分けて、 食べ物が流れていく消化管と、消化液を産生しそれを消化管に供給する肝臓・膵臓・胆道に分かれます。
消化管に関しては、胃・食道・十二指腸などの上部消化管由来の症状と大腸を中心とした下部消化管由来の症状に大別されます。

消化管由来の症状

腹痛、胸痛、胸焼け、ゲップ、腹部膨満感、食欲低下、吐き気、嘔吐、便秘、下痢、血便 など

肝臓・膵臓・胆道の症状

上腹部痛、背部痛、食欲低下、倦怠感、吐き気、嘔吐、発熱、黄疸（皮膚が黄色くなる） など

その他、無症状で検査値異常がある場合

（肝臓、胆道系酵素の異常値、膵酵素の異常値がある）などにも消化器内科が対応します。

他にも、中・高齢者の貧血や体重減少に消化器癌が関与していることが多いため、そのような症状のかたにも対応することがございます。
上記のような症状のかたは当クリニックでご相談ください。

循環器内科とはおもに心臓の疾患を管理していくところです。

心臓疾患は大別すると

1. 冠動脈疾患（かんどうみゃくしっかん）（※1）
2. 不整脈（※2）
3. 心不全（※3）

上記3つになります。

• （※1）冠動脈疾患とは・・・（心臓を栄養している血管＝冠動脈に問題が生じた時に起こりうる病気です）
• （※2）不整脈とは・・・（心臓のリズムが不規則になったり、著しく速くなったり、遅くなったりする病気です）
• （※3）心不全とは・・・（血液の流れを無駄なく一方向に保つための弁膜に問題を生じて起こる弁膜症や冠動脈疾患を基礎として起こるものや心臓の筋肉が変性してしまう心筋症、長年放置された高血圧や不整脈が元になることなどから起こります）

心臓疾患の主な症状

胸痛、胸部不快感、動悸（どうき）、失神、息切れ、呼吸が苦しい、浮腫（むくみ）　など。

丁寧な問診、身体診察に加えて、適宜安静時12誘導心電図、胸部Ｘ線写真、採血検査、心臓超音波検査、24時間心電図検査などを組み合わせながら診断し、必要なかたには連携先病院の専門科での精密検査、治療をお勧めしております。検診や人間ドックで心電図異常を指摘されたかたの診察もしております。

内科は、主に病気を診断し、お薬を用いて治療をしたり生活指導のもと慎重に様子をみたりして、胸腹部の内臓、および血液、神経、アレルギー疾患、感染症、内分泌疾患などの様々な身体の病気一般に対応します。かぜをひいた、発熱している、からだがだるい、咳がある、息切れがする、食欲が無い、痛い、しびれがある、腫れやしこりが気になる、血圧が高い、血糖値が高い、検診で異常があった、などのお身体の心配事全般に広く対応します。必要と思われる専門診療科にも適宜紹介しますので、遠慮なく申し出てください。

「食習慣」「運動習慣」「喫煙」「飲酒」等の生活習慣が、その発症および進行に深く関与する疾患群のことです。

生活習慣病ページへ

西洋医学の進歩は眼を見張るものがあり、われわれが受容している恩恵は、はかりしれないものがあります。しかし、その進歩がいかに多大なものでも治しにくい症状があることも事実です。

命に関わるものではないけれど、じわじわと患者さんを苦しめる、そんな症状は漢方薬が得意な分野です。当クリニックでは、便秘、腹痛、腹部不快、食欲低下 などの消化器症状にも適応があれば積極的に漢方薬を使用しています。気道症状を伴う感染症や更年期症状、頭痛、倦怠感、嘔気など他の様々な症状にも漢方薬を用いた治療をたくさんの方に受けていただいて、改善されておられます。漢方薬での治療をご希望のか たは、診察時にお声がけ下さい。

喫煙は、その方が年齢を重ねていくことを除けば、恐らく死亡に対する最大のリスクではないかと言われております。各種がんのリスク増加、認知症発症リスクの増加、動脈硬化性疾患のリスク増加など多くの問題に関与していますし、さらに、受動喫煙による周囲のかたへの健康被害もございます。禁煙治療では、治療薬として、チャンピックス（脳内のニコチン受容体に作用する飲み薬）およびニコチネルTTS（ニコチンそのものを薬剤化した貼り薬）のどちらかを使います。

チャンピックス

有効性がニコチネルに比べて若干高い。
頭痛、吐き気、胃痛、悪夢、眠気など5人の治療あたり1人ぐらいで副作用がやや強めに出ます。
上記副作用ありますが、治療続行できる方がほとんどです。
1週間で内服量を増やし、あとは固定した量を内服します。

ニコチネルTTS

副作用は、ほとんどなし。皮膚に貼付するので、副作用としては皮膚炎が起こるぐらいです。
8週間の治療です。貼る薬の量を漸減していきます。

治療費

チャンピックス	窓口負担 16,460円
ニコチネルTTS	14,360円

• ※計5回の標準的外来受診回数で3割負担の患者さんの場合であり、診察代を含んでいます。

突然に以下のいずれかの症状が発生した場合、脳卒中の危険性があります。

• 片方の手足・顔半分の麻痺・しびれ（手足のみ、顔のみの場合あり）
• ロレツが回らない、言葉が出ない、他人の言うことが理解できない
• 力はあるのに、立てない、歩けない、フラフラする
• 片方の目が見えない、物が二つに見える、視野の半分が欠ける
• 経験したことのない激しい頭痛

脳卒中危険度チェック

シンシナティ病院前脳卒中スケールより

上記３つのうち、1つでも当てはまれば脳卒中の確率は72％と言われています。
脳卒中を疑ったらまずは顔・腕・言葉で確認です。

• 当院は、地域において包括的な診療を行います。
• オンライン資格確認を行う体制を有して質の高い診療を実施するための十分な情報を取得し、および活用して診療を行います。
• 領収書と明細書を無償で交付しています。
• 後発医薬品の使用に取り組んでいます。
  （医薬品の供給状況によっては薬が変更となる可能性があります。その場合は十分にご説明をいたします。）
• 一般名処方での処方箋を発行しています。ご質問があれば対応いたします。
• 健康診断、予防接種の相談を実施しています。
• 介護支援専門員、相談支援専門員からの相談に適切に対応します。
• 介護保険制度の利用等に関する相談を実施しています。
• 患者さんの状態に応じ２８日以上の長期の処方を行うことへの対応も可能です。
  （長期処方が対応可能かは病状に応じて医師が判断いたします。）

名古屋市がん検診

当院では、お勤め先などで受診する機会のない名古屋市内在住の方を対象に、がん検診を行っています。

名古屋市:がん検診のご案内（暮らしの情報）

もの忘れ検診

当院では、65歳以上の市民の方（今年度中に65歳になられる方を含む）方を対象に、認知症の早期発見、適切な治療、予防のきっかけとすることを目的とした、もの忘れ検診を行っています。

名古屋市:もの忘れ検診について（暮らしの情報）

当院にて実施している検診内容

胃がん内視鏡検診	対象：50歳以上の方 頻度：2年に1回
大腸がん検診	対象：40歳以上の方
肺がん・結核検診	対象：40歳以上の方
前立腺がん検診	対象：50歳以上の男性の方
もの忘れ検診	対象：65歳以上の方